見えないヒール

私は

私たちは

私たちから僕たちに

いつから私は女になって私は男になったのだろう。

この作品は、私たちのすぐ近くに存在する“見えない何か”が、男女が成長するにつれて、男性を後押しし、女性を妨げてしまう世界の物語です。 

この世界で自由奔放に過ごしてきた子供達はやがて男と女という服を身につけます。

子供達ははじめ、男と女という服を楽しんでいましたが、大人になった男女は”見えない何か”によって男と女という服を着るのが当たり前になっていきます。

大人になっても男女は“見えない何か”の存在に気が付かず、違和感を感じたとしても正体をなかなか捉えられません。

“見えない何か”は時に人を後押しすることもあれば傷つけることもあります。

気づくきっかけはいつも近くに散らばっています。

“見えない何か”のひいきが垣間見えた時、男性は不平等に怒り、女性の元に駆け寄ります。

ただ、男女が手を取り合おうとすると、男性は“見えない何か”がいかに女性を邪魔していたか、そして自分がいかに応援されていたか気づくのです。

“見えない何か”の存在に気がついた人たちはこれまでの歴史の中で度々声を上げてきました。しかし、何も見えていない多くの人たちを動かすことはとてつもなく困難でした。

現代になっても“見えない何か”は変わらずに存在しています。

男性は”見えない何か”に促され、ヒールを履いてしまっているのです。

大切な人と対等に手を取り合える世界はいつくるでしょうか。

2人で立ち向かうにはあまりにも大きな壁です。

みんなで手を取り合い壁を壊し、

やめさせられないのでしょうか。

“見えない何か”がヒールを履かせることを。


2020/08/30 「おどらぼNAGOYA」@港文化小劇場

CAST

Choreographer 井戸田莉菜/Yuto=Evo.Danceman
Dancer 井戸田莉菜/Yuto=Evo.Danceman/Ichi/Takashi/TENPA。
Director 井戸田莉菜 /TENPA。
Superviser Takashi
Writer Ichi/Takashi